武道家 大野将平!
3月8日、ネットニュースに柔道家の大野将平選手の記事が上がりました。
大野将平、後輩に「武道とスポーツの違いを理解して畳の上に立って欲しい」/一問一答(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
この中で特に印象的だったのは、以下の部分です。
-後輩たちへ
「武道とスポーツの違いを理解して畳の上に立ってほしい。
アスリートでもありますが、あくまでも柔道家でありたいなと常日頃から思っていました。
スポーツのルーツは遊びであり、武道、柔道のルーツというのは、本当に生きるか死ぬか。
本当に命をかけたところにある。
自分自身を極限状態まで研ぎ澄まして戦いの場に臨んでほしい。」
昨今、このような価値観を持ち、相手の誤解を恐れず明確に発言できる柔道家が少なくなったように思います。
日本の武道「柔道」が世界のスポーツ「JUDO」となった今、武道の価値観を維持し、向上させることは容易ではないと思います。
「生き死に」という言葉だけでアレルギー反応が出る方もいるかもしれませんが、生物にとって最大の問題である「生死の一大事」と真正面から向き合い、それを解決する知恵と勇気を身に付けるものが武道であり、「人格形成」というものはその延長で自然となされていくものです。
大野選手はこれから指導者の道も歩むようですが、大野選手なら「武道家」と呼べる柔道家を大勢輩出してくれる、そう期待しています!