字を書こう！
「最近、字を書かないから漢字を忘れる」
こんな話を聞く機会がずいぶん増えたように感じます。
デジタル的な要素が増えた現代では「字を書くことは無意味」とまで言う人もいるようですが、その考えもまた現代病と言えると思います。
これからの子供たちは、赤ちゃんの頃からスマホをいじりますが、やはり文字を書くなどの自然なことを土台としてよく学んだ上でデジタルに移行する方が得策かと思います。
その理由は様々ありますが、アップルの創業者でもありiPhoneの生みの親でもあるスティーブ・ジョブズが、自分の子にそれらの使用を厳しく制限していた事実。これがすべてを物語っています。
それらに夢中になると、いびつな人間になるということを本人が一番わかっていたのです。
文字を書く有効性は、その時の脳の働きからも言えるようですが、目に見え体感できるところで言うと、字の形からは「物事のバランス」。書き順からは「物事の適切な順序」。綺麗に書くことは「良い姿勢と心の込め方（身心の健全さ）」。
これだけでも、人間にとってかなり大切な「学び」が含まれています。
現代は、ただ便利、ただ楽という理由で大切なことが葬り去られる時代なのかもしれません。
それを防ぐためにも、今の大人がしっかりしないといけませんね。
