世の中の歪み
「声かけ事案」なるものがあります。
不審者が子供などに声をかけ、事件につながる可能性を言うようですが、中には「挨拶をしただけ」、「危ないから注意しただけ」というものもあるようです。
まっとうなコミュニケーションが犯罪者予備軍にされるなど、ギャグかと思います(●^o^●)
何かあってからでは遅いというのも分かりますが、こんな世の中では人間関係はますます希薄になり、心の温かさや寛容さがどんどんなくなるのではないでしょうか。
その一方で、例えば有名人の不倫など、本人と何の関係もないニュースに積極的に関わろうとするというか、意見を伝えようとする人たちも意味不明です。
いびつです。
また、シンプルで良いはずのことをあえて難しく考えたり論じてみたり、細分化して複雑化してみたり、それをすることが今の時代に合わせた「アップデート」だと思い込む人たちもいます。
「男らしさ、女らしさなんて言ってはいけない」と言う女性がとても女性らしさに気を遣う容姿をしていたり、多様性を叫んでいる人が自分を絶対視していたりしてとてもおもしろいのですが、なんだか喧々して融通が利かない世の中になっている気がします。
日本には「稽古照今(けいこしょうこん)」という言葉があり、武道でもこれを大切にしています。
物事は、新しければ良い、古ければ悪いということはありません。
大切なのは、文字通り「過去に学んで今に活かす」ということです。
何を変えるべきか、何を変えないべきか。
より正しい答えは、その物事の本質を見抜く目から出るのではないでしょうか(*^-^*)